「無人島に何かひとつ持っていくなら?」 A.え?ああ、あつ森の話??
「○○さんがもし無人島にひとつだけ物を持っていくとしたらこの中のどれを選びますかー? ますかー?」
寝袋
灯り
食料
ヒマつぶし
さて、あなたはこの質問が誰からのものか分かるだろうか。
ちなみに、私はこの質問を見たとき、直感的に今後の島での生活に関係するのではないかと考えた。そして、ましてや島の形や島にあるフルーツの種類までも左右するのではないかという危機感まで抱いていた。ここで、島の形と聞いて流行に敏感なあなたは分かったかもしれない。
そう、この質問は、話題の「あつ森」で最初に無人島に住み始めるプレーヤーがまめきちから聞かれる質問である。
ちなみに、この質問は驚くことに島の形もフルーツにも影響しない。本当に「聞いてみただけ」の質問らしい。真面目に考えたのに!というプレーヤーも少なくないだろう。
しかし飽き性の私は、あつ森に割と早い段階で飽きてしまい、島の形もフルーツも今やどうでもいい。でも、このしょうもない質問を割と真剣に考えてみる。
まず、寝袋。確かに安眠のためには欠かせない。これはとりあえず候補に入れておこう。灯りは自分に火を起こすガッツがあると信じてナシ。食料は永久的な量なら話は別だが、自給自足の生活を送るのなら趣旨が異なる気がする。最後にヒマつぶし。私は意外とこれを選択する気がする。だって無人島に誰もいなかったら、寂しくて暇すぎて死んでしまう。候補にしていた寝袋も捨てがたいが、自粛期間中は友達と朝まで電話し続け、全然安眠なんてしてなかったし…
このように考えると、私は日々の小さな楽しみを、余暇を有効活用することで作りだしているではないかと気が付いた。
「無人島に何を持っていくか」なんてありきたりで、あつ森において意味のを持たない質問。けれど、日常の小さな幸せを、衣食住という生活の安定に感じるのか、それとも変化に感じるのかなど、その人の価値観が回答に表れやすい。その意味で、どのような要素に自身が日々の幸せを感じているのかを見つめ直す契機となる素敵な質問なのかもしれない。