【独占取材】早稲田大×コロナ対策
コロナ禍の中、7.5億円の空調設備といった数々の対策を打ち出してきた早稲田大学。その裏側を教務部事務副部長・根本さんに突撃取材した。
「去年の2月くらいからコロナ危ないぞってことで、大学で『新型コロナウイルス感染症対策本部会議』っていう対策本部をすでに作っていたんですよ。」
根本さんによれば、対策会議は様々なメンバーで構成されている。会議の構成員は総長や大学理事、教務部、国際部、学生部など色々な部署のトップ。加えて、保健センターの教職員や医師免許を持つ先生も所属する。
「人数が多いことに加え、当初はコロナに対する知見も少なかったですし……。様々な視点、相反する意見も多々あり、諸々方針を決めるのは苦労しました。一斉オンラインにすることを決めるだけでも、この会議に限らず、最終的に判断する学術院長会でも相当紛糾しましたね。」
根本さん含め対策の中心を担うメンバーは、夜となく昼となく動いていたという。
早稲田大学の対面を重視する姿勢にどんな裏側があったのか聞いてみた。
「早稲田大学の強みって、日本や世界の各地から様々な個性を持つ人が集まるところだと思うんですよ。そういう学生さんたちが直接交わる機会をなんとか作ってあげたいと思っています。」
これからも対面でもオンラインでも質の高い授業を提供したい、と根本さんは語った。